Creationページに演奏動画があります! Go to play
「愁灯」 「火まつり」 「曲芸団が行く」 「魂の川」 「鹿鳴館の花火」を追加しました!
他にも、各曲ごとの演奏シーンが満載! ぜひご覧下さい!
和太鼓教室 「打込塾」 参加者募集中!
「バチは持ったら動かない!」「太鼓は打ったら響かない!」
そんな和太鼓の奥深さを体験してみませんか?
和太鼓を打つのに力は必要ありません。全身を使ってきちんとした形で打てば、綺麗な音が響きます。そのためには何よりも基本が大切です。
打込塾では和太鼓の基礎を身に付けるため、徹底的に基本練習を繰り返します。
バチを自分で動かそうとしたら動かなくなります。音を出そうと力を入れたら音は濁ります。
未経験者も上級者も、雑念を捨ててただひたすら太鼓を打ち続ける!
興味のある方は、ぜひ体験してみてください! 年齢、性別不問。未経験の方も大歓迎です!!
詳細は「Information」ページをご覧ください。
<今後の活動予定>
5月17日~19日 大太鼓組合宿 福島県弥五島
6月14日~15日 鼓舞志合宿 長野県鹿教湯温泉
7月5日~6日 暁 鼓遊合宿 福島県弥五島
9月27日 第14回 チャリティ演奏会 川崎市総合福祉センター 時間未定
伝統芸能に触れて。
去る4月22日と26日。立て続けに日本の伝統芸能を拝見する機会に恵まれました。
まず22日は400回以上の公演を数える日本舞踊の「たつな会」。
そして26日は長唄の「師歴70周年 米寿記念 勝乃夫会」。
いずれも約20年前のドイツでの公演でご一緒させて頂き、以降も何度か同じ舞台に立たせて頂いたご縁のある方々が出演され、とても楽しく、また勉強になる時間を過ごすことができました。
なにしろ「日本」の伝統芸能でありながら、日常の生活の中ではあまりお目にかかれない世界でもあります。
何を隠そう、当時ドイツに行った我々和太鼓のメンバーも、日本舞踊や長唄、三味線、お囃子を実際に観るのは初めてという有様。(個人的には祖母が日本舞踊の名取だった関係で幼少の頃に観ていますが、もっとも無理矢理連れて行かれただけで、情けないことに楽屋で会った祖母の白塗りの顔が怖かったことくらいしか覚えていません)
まさか日本の伝統芸能を初めて観るのが海外とは!
そんな話しで盛り上がったのも遠い昔。以来、機会があるたびに拝見させていただいています。
そして今回改めて気を引かれたのが長唄、三味線、お囃子の方々の演奏中の「所作」でした。
たいていは、長唄、三味線、お囃子、舞踊というセットで拝見するので、どうしても踊りに目が行きがちですが、今回はそれぞれ別々だったこともあり、色々と学ぶことができました。
例えば一つの演目(番組)で、長唄、三味線、お囃子の方々は常に唄ったり演奏したりしているわけではありません。まあたいてい三味線の方々は演奏し続けていますが、唄やお囃子は待機?している時間がままあります。その唄っていない時、演奏していない時の姿(カタチ)や、次に唄いますよ、次に演奏しますよ、あるいは、唄いましたよ、演奏しましたよ、という時の動き出すタイミングや動きそのもの(扇子を持ったり置いたり、鼓を口元に持っていったり、大皮の紐を見せたりしまったりなど)が、まるでルーチンのように寸分たがわずに繰り返されます。
一見すると無意味なカタチや動きにも見えますし、これはあくまでも想像ですが、出番をトチらないため、あるいは共演者への合図など実務的な意味合いもあるのかもしれません。しかし、そのような決まった所作が繰り返されるうちに、それも唄や演奏の一部のように場に溶け込み、やがては様式美へと昇華していきます。
その所作が流派によって異なるかどうかは勉強不足で分かりませんが、これこそが「伝統」に息づく「芸」のなせる世界観ではないかと感じるのです。
我々の演奏する和太鼓は歴史も浅く、まだまだ「伝統芸能」と言われる域には達していませんし、いわゆる古典というものや所作が存在しません。しかし所作が古くからの日本の様式美であるとするなら、同じ日本の芸能である和太鼓でも、もっと所作を意識して取り組むべきではないか。
この2日間、日本舞踊、そして長唄、三味線、お囃子に触れて、思いも新たに更なる精進の道筋に思い至ったのでした。

最近は、明るい話題も、憂鬱な話題も、かの国からばかり。
皮肉なことに、わが「国」からは、「米」が消え。。。